予防歯科について
虫歯や歯周病の発生を未然に防ぎ、「痛くなる前、気になる前にケアをする」ことを予防歯科といいます。
歯の治療は、発見が早ければ早いほど、通院回数も痛みも診察代も少なくなります。そのため定期的な歯科健診でお口の状態を確認することが大切です。
当院では患者さまのお口の健康を守るため、予防歯科に力を入れております。
予防歯科の3つのメリット
1.虫歯や歯周病を早期発見で未然に防げる
歯科医院で定期検診を受けることで、虫歯や歯周病を早期発見できるメリットがあります。
当院では3ヵ月～4ヵ月に1回の定期検診をおすすめしています。
お口の病気は早期発見することで、症状の進行を妨ぐことができます。定期的な予防治療を行うことで、虫歯や歯周病などで痛い思いすることなく、歯を失ったりするリスクを抑えることができます。
2.健康な歯を長く維持し続けられる
一度失った歯を取り戻すことはできません。修復して歯としての機能を取り戻すことはできますが、歯そのものを復活させることは不可能です。
たとえば、虫歯が長期化して何度も歯を削ればやがてその歯は失われてしまいます。治療後の歯は天然の歯よりも耐久性が低いため、治療が何度か必要になる場合があります。
できる限り天然の歯を残すためには、健康な歯を維持し続けることが大切なのです。
3.経済的な負担が軽くなる
定期検診には費用がかかりますが、長い目で見た時に歯科治療にかかる費用を抑えることにつながります。
虫歯や歯周病は完治させるのが難しいため、長期的な治療が必要になるのが一般的です。
一度虫歯や歯周病になってしまうと、定期検診にかかる費用以上のお金と時間がかかります。
経済的な面から見ても予防歯科のメリットは大きいといえます。
診療内容
歯石除去・歯面清掃
歯みがきで落とせない歯石や磨き残したプラークを中心に、全ての歯面の清掃と研磨を行い、虫歯や歯周病になりにくい環境を整えます。
当院では3ヵ月～4ヵ月に1回の定期検診をおすすめしています。
フッ素塗布
フッ素塗布も予防歯科の一つです。フッ素には歯の再石灰化を促すことと歯質を強くする作用があります。
再石灰化は食事などによって酸で溶けてしまった歯を修復する現象のことで、通常は唾液が歯の再石灰化に作用しますが、フッ素塗布することでその働きをサポートすることができます。
予防歯科でフッ素を定期的に塗布することで、強く虫歯になりにくい歯を作りましょう。
ブラッシング指導
予防歯科の一環で正しいブラッシング指導も行われます。
定期検診を受けたからといって、歯磨きをしなくて良い訳ではありません。フッ素塗布や歯石除去・歯面清掃などで行われるメンテナンスも大切ですが、日頃のセルフケアも非常に大切です。
また、歯の生え方や生活習慣による口内環境によってもブラッシングの仕方が異なります。
当院では、歯科衛生士が患者さま一人ひとりに適したブラッシング指導を行っています。
定期検診について
毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、どうしても磨き残しなどが発生し、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。毎日シャンプーをしても、数ヵ月に1度は美容院や散髪屋さんに行って、髪の毛のお手入れをするように、歯も、髪の毛と同様に専門家による定期的なお手入れが必要不可欠です。
当院では歯とお口の健康を守るための定期検診（リコールシステム）を行い、患者さまに歯への意識を持ち続けていただけるよう心がけています。
治療が終了した3ヵ月～4ヵ月後の患者さまに、ハガキにて定期検診（リコール）のお知らせを行っています。
●早期発見と早期治療ができます。
●軽度の段階での治療のため、短時間・低コストで治療できます。
●定期検診のたびに歯への意識が高まり、普段のお手入れも丁寧になります。
●自覚症状がでたときには大きな治療が必要な場合があります。
●大きな治療をする可能性が高くない、長期間の治療期間が必要になる場合があります。
またそれに伴い治療コストもかさんできます。
●日に日に歯への意識が弱まり、普段のお手入れもないがしろになりがちになります。
定期検診の内容
普段の歯みがきでは行えない、磨き残しや歯石の除去などを専門の歯科衛生士が丁寧なケアを行います。
時間は約1時間ぐらいで終わります。
- 磨き残しの掃除
- 3ヵ月～4ヵ月間にたまった歯石の除去
- 虫歯・歯周病のチェックなど
定期検診の流れ（リコールシステム）
- ①予約
- 治療後、次回定期検診のご予約をお取りします。
- ②ご案内ハガキの送付
- 時期になりましたら当院から定期検診のご案内をハガキにてお送りします。
日時の変更など、お気軽にご相談下さい。
- ③定期検診
- 磨き残しや歯石の除去などを専門の歯科衛生士が丁寧なケアを行います。
- ④次回のご予約
- 定期検診後、次回定期検診のご予約をお取りします。
